プロジェクト参画者の“思い”をあぶり出し組み立てる

人材不足や市場変化に対応するために、今、法人向け営業スタイルは驚くべき速さで変化・進化しています。現時点では競争力のあるスタイルだったとしても、変化なくしては2年後には強さが失われているかもしれません。真に強い営業組織をつくるには、環境変化を察知し、変化を考えられることにあると考えます。
私はClieXitoのコンサルタントとして、単なる“しくみ”ではなく、“変化に強い体質づくり”を当社ならではの価値としてクライアントに提供していきたいと考えています。
そのためには、まず、クライアント自身が自立した業務プロセスを遂行できるようにならなければなりません。私たちは実務面にも深く関わり、クライアントのプロジェクト参画者とともに、トライアンドエラーを繰り返しながら信頼関係を築くことを大切にしています。
また、プロジェクトに参画する方々のほとんどが、営業組織をより良いものに変えていくための志や理想をお持ちですので、そうした“思い”を体現化しながら新たな仕組みに組み込むことで営業組織のDNAにしっかり取り込んでいただくようにしています。

これまでの経験すべてを今に活かしたい

私は、コンサルティングに従事する前は、製品立ち上げ、事業戦略、マーケティング、インサイドセールス、フィールドセールス、イネーブルメントなど様々な実務に携わってきました。そして、そのような営業組織の役割を一通り遂行し、時代の変化を経験する中で得た実務ノウハウをコンサルティングにトータルで活かしたいと思い、ClieXitoが設立される前に親会社であるブリッジインターナショナルへ入社しました。
クライアントごとに、事業内容はもちろん、関わる人のスキルや経験、外部環境も異なります。そういった中で、課題解決のための手段の選択、着手の優先順位付けなどを進めていくわけですが、個々のケースについての最適解を導き出すことは簡単ではありません。それでも一つひとつをじっくりと検証していくうちに、取り組むべき課題が浮き彫りになり、不思議なことに解決の道筋は徐々に見えてくるのです。私がコンサルティングに感じる面白みは、この「物事が前に進んでいる」という感覚を得られるところにあり、また、クライアントから「成果が出てきましたね」と言っていただける瞬間に大きなやりがいを感じます。

成長し続けるコンサルタントを目指して

私がコンサルタントとして大切にしていることは、自信、明確さ、謙虚さの三つです。一見、当たり前のことのようですが、これらを実践するためには日頃の地道な努力が欠かせません。
まず、自信を持って物事を判断するために、様々な情報源を持っておき、今、この分野で何が起きているのかを誰よりも知っていることが重要です。また、私は英語を得意としているため、海外のWebサイトやSNSグループも毎日チェックしますが、日々蓄積された様々な情報が確かな根拠として、判断力が磨かれ、クライアントに自信と明確さを持って向き合えるようになりました。
一方、それでも時にはクライアントと合意点が見出せないこともありますので、そのときは一旦心を無にして、クライアントのご意見に耳を傾ける謙虚さも必要です。

また、これからコンサルタントを目指す皆さんには、スキルよりも、「意識」を大切にしていただきたいと考えています。私自身がコンサルティング業務未経験で入社をしていることもあり、そこで感じたギャップとして、当たり前ですが、今まで「自分自身が理解し、業務を進める」という立場から、「クライアントや関係者の理解を促し、業務を進める」という立場に変わるからです。そこで改めて、コンサルタントという業務の奥深さを知り、一度バケツを空にして、コンサルタントとしてのあり方を常に「意識」する必要性を感じました。

そして、当社のコンサルティングを通じて、クライアントのステークホルダーお一人おひとりに成功を感じていただけたとき、それが同時に皆さんのコンサルタントとしてのやりがいにもなれば嬉しいです。